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2009年12月15日 (火)

ひかりのくに

あたしがネット上で日記を書くようになってから、10年ほどがたつ。
「書きたい」と思ったから始めた。
その「書きたい」と思ったきっかけは、息子が亡くなったことだった。
その当時に書いたことは、今では絶対に書けないと思う。
気持ちとは、その瞬間、その瞬間が大事だと思うから。
その時の気持ちを表現する言葉は、その時にしか見つけられないと思う。

あのころに書いたものは、内容も、文章も、ホームページ的にも
まだまだ未熟で、今では、どこからもリンクをはっていない。
ネット上には残しているものの、もう誰にも見てもらうことはないと思っていた。

それを、数年前に、もう一度、扉を開けて見ていただいた方がいる。
イラストレーターの徳 治昭さんだ。
徳さんには、亡くなった息子の絵、息子と娘のふたりの絵、
この2枚の絵を描いていただけないかと、お願いした。
でも、徳さんは、息子のことを全くご存知ない。
写真だけでは、イメージもわかないのではないかと思い、
もし、参考になるなら・・・と、あたしのネット上での思いを読んでもらったのだ。

そして、絵ができあがった。
それは、本当に本当に息子のイメージにぴったりのもので、
あたしは、その絵を見て涙があふれた。
息子を知っている友人たちも、声をそろえて、「ほんと、りょうちゃんだね」と言ってくれた。
絵を描いていただいてから、2年がたつ。
我が家のリビングで、子どもたちが笑っている。

我が家には、息子の仏壇があり、そこには写真もおかれている。
その写真は笑顔ではあるけれど、遺影というものでしかなく、さみしいものだ。
あたしは、今でも、息子が亡くなったことを受け入れることができない部分がある。
だから、息子の姿がそのまま写ったものを凝視することは、できない。

でも、描いていただいた絵は、写真とは違う。
イメージが主であり、現実でないような、それでいて、そっくりで。
写真と違って、絵を見ると、あたしは微笑みをうかべることができる。
あたしの中で、まだ生き続けているんだと、実感できるから。

そんな素敵な絵を描いてくださった徳さん・・・
実は、この絵を描くにあたって、ずいぶんと悩み、御苦労があったご様子で、
きょう、その思いをブログで公開してくださいました。
わたしも、初めて知ることがあり、ますます感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ありがとうございました。

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   徳 治昭さんのブログはこちら

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